DPとDeviceNetのリンク

DN-DPモジュールを使用すると、あらゆるPROFIBUS DPマスターをDeviceNetネットワークにリンクできます。DN-DPゲートウェイはPROFIBUS DPスレーブI/Oコンポーネントとして動作します。
DeviceNetネットワークにおいて、DN-DPゲートウェイは複数のDeviceNetスレーブデバイスを制御するスキャナとして、または1台のDeviceNetスキャナに接続された単一のスレーブデバイスとして動作することができます。
DN-DPモジュールは、常にPROFIBU DPマスター設定ツールを使用して設定します。

DeviceNetスキャナとしてのDN-DPゲートウェイの設定

DeviceNetスキャナとして複数のDeviceNetスレーブデバイスをアドレス指定できます。
最大数は20～40です。
この数はそれぞれのDeviceNetスレーブデバイスに設定されたPROFIBUS DPスレーブI/Oタイプに応じて異なります。
各DeviceNetスレーブデバイスには、合計312バイトまでのユーザデータを設定できます。
各方向に最大240バイトのユーザデータを設定できます。

単一DeviceNetスレーブとしてのDN-DPゲートウェイの設定

DN-DPゲートウェイは、厳密に単一のDeviceNetスレーブとして設定できます。この設定により、確実に単一のDeviceNetスキャナに接続できます。

用途

DN-DPゲートウェイを使用すると、DeviceNetモジュールをSIMATIC-S7などに接続できます。

物理インターフェース

DN-DPはDeviceNet互換のすべてのビットレートをサポートします。PROFIBUS DP Slaveインターフェースは、通常の12 Mbit/sまでのあらゆるビットレートを自動認識します。
PROFIBUS DPおよびDeviceNetインターフェースは電気的に絶縁されています。

構成

本モジュールは、PLC SIMATIC ManagerやTIA PortalなどのPROFIBUS設定ツールを使用して設定できます。